ランタンフェスティバル目当てで長崎を訪れた私。
前回の記事では、新地中華街~湊公園のランタンフェスの様子をお伝えしました。
湊公園の人混みにちょっと辟易した私。
そんなとき、ふと目に入った看板がきっかけで、唐人屋敷会場へ向かうことに。
唐人屋敷会場へ
一本通りを渡ると、さっきまでの人混みが嘘のように静かです。
「……こっちにも会場、あるんだよ、ね」
ひとりごちながら、灯りはともれど人がほとんどいない緩やかな坂道を登っていきます。

上の写真奥に「唐人屋敷跡」と記されている大門が見えます。
「唐人屋敷」とは、江戸幕府が唐人(中国人)を住まわせていた区域のこと。
密貿易やキリスト教伝播を恐れて、唐人たちを一箇所に住まわせて管理していたのですね。
当時、唐人屋敷は高い塀で囲まれていて、唐人たちはひとりで外出することは許されていなかったそう。
敷地内には、多いときには約2千人の唐人が暮らしていたといいます。
さて、この大門を越えた右手にテントがあり、おじいさんが「ロウソク巡りしませんかぁ〜」と呼び込みをされていました。
「よかった! 人がいる」
ホッとした私はその方に近付き、
「たまたま通りかかったんですけど、こちらはどのようなイベントをされているのですか」
と尋ねてみました。
その係のおじいさんによれば、ここ唐人屋敷会場では「ロウソク祈願四堂巡り」というイベントが行われているとのこと。
ロウソクを4本持って4つのお堂を巡り、1本ずつお供えするのだそう。
ロウソク代は500円です。
「ちょっと幻想的な感じですよ。参加されますか?」
と聞かれ、一瞬迷った私。
その間に、若いカップルがやってきて「ロウソク2人分ください」と千円札を差し出しています。
「若い子がお金払って参加するんだから、きっと素敵に違いない」
そう判断した私は(500円玉が見つからなかったので(涙)←詳細は前記事にて)、おじいさんに五千円札を差し出しました……
さて結論から申し上げると、この唐人屋敷会場がいっちばん素敵でした!!
おじいさんがおっしゃっていたとおり、本当に「幻想的」で、人もほとんどいないし、まるで異空間に迷い込んでしまったかのような不思議な感覚を味わうことができました。
夜道は少し寂しくて、
「本当にこの道でいいのかなぁ……」
なーんて、周りをキョロキョロ見回しながら知らない土地を歩くのも新鮮でした!
そういえば、さっきの若いカップルとはその後一度も遭遇しなかったんですよね。不思議。
唐人屋敷跡の4つのお堂
それでは、ここから唐人屋敷会場の4つのお堂をご紹介していきたいと思います。
土神堂(どじんどう)
こちらは受付のテントすぐ裏にありました。
土神様がまつられているそうです。
静かに入っていき、まずロウソクを灯します。
その後、前に進み、土神様に手を合わさせていただきました。
他の3つのお堂もすべてこのような流れでした。

桃色の光がとってもキレイ^ ^

天后堂(てんこうどう)
海の女神、媽祖(まそ)様がまつられているそうです。


緑の光がなんとも幻想的でしたね。
観音堂(かんのんどう)
観世音菩薩と開帝(商売繁盛の神)がまつられているそう。


猫ちゃん発見!(^^)
福建会館天后堂(ふっけんかいかんてんこうどう)
二体の媽祖様がまつられています。

他のお堂とは異なり、門をくぐって右にテントがあり、そこでロウソクを灯すシステムになっていました。
そこにいらしたスタッフの方に、
「あら! たったいま二胡の演奏が終わっちゃったとこよ〜」
と言われました。
そういえば、こちらのお堂に向かってくる間、何か楽器のような音がするなぁと思っていたんですよね。
あれ、二胡だったようです(汗)
後ほどチラシで確認したところ、会期中はほぼ毎日「二胡の夕べ」が開催されているようですので、時間を確認の上ぜひ行かれてみてくださいね。

ちょうど湊公園で「龍踊り」が披露されていた時間帯だったからでしょうか。
本当に人が少なくて、すべてのお堂がまるで貸し切りのような状態でした。
神秘的で、幻想的で……
とても不思議な時間でした。
長崎ランタンフェスティバルに行かれる際には、ぜひ唐人屋敷会場にも足を延ばしてみてくださいね。
おわり。