Go To トラベル「地域共通クーポン」に振り回されると旅が台無しに。
先日、Go To トラベルを利用して、福山(広島県)と岡山県に1泊2日で行ってきました。
「地域共通クーポン」が使えるからと、行く前からお得気分満載でいたのですが、結果としてはこの制度に振り回されてしまい、旅のシメが微妙になってしまった気がしています。
これからGo To トラベルを利用して旅行を楽しもうと思っている方にとって、ちょっとした反面教師になれる記事だと思います。
Go To トラベル「地域共通クーポン」とは
皆さん制度についてはご存知だと思いますので、簡単に述べたいと思います。
「地域共通クーポン」制度は、10月1日から始まりました。
Go To トラベルの35%宿泊費補助とは別に、旅行代金の15%にあたる金額を、旅先のお土産屋さんや飲食店等で使えるクーポンとして還元する制度です。
発行形態は、紙と電子の2通りで、有効期限は宿泊日とその翌日になります。
使用できるのは、宿泊地のある都道府県と、その隣接都道府県のみとなっています。
「地域共通クーポン」に振り回された理由
私が今回の旅行で取得できたのは、2,000円分の電子クーポンでした。
以下に、なぜ私がクーポンに振り回されたと感じているかを述べますね。
電子クーポンは宿泊日15時からしかダウンロードできない
私がちゃんと確認していなかったのがいけなかったのですが、電子だと宿泊日の15時にならないとクーポンをダウンロードできないんですよね。
私は宿泊日になれば使えるとばかり思っていたため、ちょっと使用計画が狂ってしまいました。
1日目は瀬戸内海の島々を自転車で巡る計画を立てていました。
午前中には島のレンタサイクル業者に着く予定だったため、お昼を「地域共通クーポン」を使って食べようと思っていたのです。
でも、15時にならないと使用できないため、この予定は狂いました。
夕食をどこでとるかは事前に決めていたのですが、そこはクーポンが使えないお店でした。
さて、クーポンについて勉強不足な私ではありましたが、使用できる地域が宿泊地と、隣接する都道府県に限られるということは知っていました。
今回の旅の宿泊地は広島県です。
ですので、この後移動する岡山県でも利用することはできます。
しかし、私が住んでいる兵庫県では使うことができません。
ですので、とりあえずJR福島駅(広島県)から岡山駅へ移動する際に、福島駅のお土産屋さんで1,000円分のクーポンを使用しておくことにしました。
残りの1,000円は岡山で使えばいいやという気持ちでした。
もみじ饅頭を9個買って1,050円。
1,000円分のクーポン利用で支払額はたったの50円。
とってもお得な気分でした😊
紙の「地域共通クーポン」があることを知らなかった
JRの岡山駅まで在来線で移動し、岡山後楽園を観光しました。
その後、ネットで調べておしゃれっぽいカフェに行ったのですが、席がなかなか空かない(とうか、店員さんがなかなか片そうとしない)うえ、外の椅子もなにもないところで待ってろとぶっきらぼうに言われたためちょっと気分を害し、その店には入らないことにしました。
さぁ、ここから私たちの行動はすべて空回りしていきます!
岡山駅に戻ってからやっぱり疲れたし何か飲みたいね~ということになり、とりあえず駅構内のスタバへ。
ところがスタバでは「地域共通クーポン」は使用できません。
ここで私たちは、ふつうにお金を払ってスタバで休憩しとけばよかったんです!
それなのに、頭に「あとクーポンが1,000円分ある。兵庫県までは持って帰れないから、ここで使わねば」という考えがあったため、スタバからも立ち去ります。
お土産でも買うか~となったのですが、どうもピンとくるものがありません(岡山の方がいらしたらすみません。この日の私たち親子の気分ですので)。
その後、駅ビルをウロウロしていると、「Gong Cha(ゴンチャ)」を発見!
ゴンチャは台湾のティーブランドで、タピオカ入りドリンクで有名なお店です。
韓国に留学していたときも好んで飲んでいたため、ゴンチャにしよ!と並び始めた私たち。
娘に「地域共通クーポンが使えるか、見てきてよ」というと、「疲れたからイヤ」と言います。
そこで私が代わりにレジ前までチェックしに行きました(甘い)。
青いポスターが見えたため、「よし!使える!」と思い、娘と合計1,000円以上になるように注文するメニューを決めます(地域共通クーポンはおつりが出ません)。
しばらく並んで番が回ってきたため、嬉々として注文をし、電子クーポンを店員さんに差し出しました。
すると店員さんが、「すみません、紙のクーポンしか使えないんですよ」というではありませんか!
そんなの聞いてないよ。。。
とめちゃくちゃがっかりした私たち。
娘には「ちゃんとポスター見たの?マジックで書いてあるじゃない!」と叱られる始末。
先ほど青いポスターをチェックしたときには、レジ前に並んでいる人たちの隙間から見ただけなので、そこまでちゃんと見ていなかった私。
お店の方に「どうされますか?」と聞かれ、口から出た言葉は「すみません、やめておきます」でした。
今思えば、ふつうにお金を払って買うべきでした。
がんばって並んだわけですし、なんといっても疲れていました。喉も乾いていましたし。
なのに、人間ってなんなんでしょうね?
変な意地みたいなものが湧いてきてしまって。
何がなんでも、このクーポンを使うんだ!みたいな。
バカですよね。。。
本当に、今から振り返ると自分のバカさ加減に呆れてしまいます。
結局どうなったかというと、疲れ果てた娘が近くのコスメショップでいつも使っている化粧品を購入するのに残りのクーポンを使いましたとさ。
帰りの新幹線内でスタバかゴンチャを飲んでいく予定が、セブンのコーヒーになってしまいました。。。
旅行自体はとっても充実していたのに、終わりがなんともショボい!!
新幹線の中で、疲れ切った娘はしばらく黙り続けていましたが、体力が回復してくるとひと言。
「あのクーポンに振り回されすぎたね」と。
本当にそのとおりだなと思いました。
「地域共通クーポン」を使うにあたり
やはり一番大切なのは、このクーポンの使用ルールをきちんと把握しておくことだと思いました。
いつからダウンロードできるのか、どこで使えるのか、電子クーポンではダメなお店もあるということ等々。
私は正直なめていて、これらのステップを省いていました。
「終わりよければ全てよし」
これが今回の旅行では叶いませんでした。
私たち親子は立ち直りが早いので(?)帰宅したらきれいさっぱりでしたが、次回はもっと有意義にこのクーポンを使いたいなと思いました。
最後までお読みいただきまして、ありがとうございました。