京都歩きと開運メモ

~50歳からの毎日を楽しむ~

「中年の危機」の乗り越え方~「人生の正午」を過ぎたら~

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皆さん、「中年の危機」という言葉を聞いたことはありますか?

「中年の危機」とは、一般的には40代から50代の中年期にかけて、急に自分の将来が見えてしまった気がして不安を感じてしまうことを指します。

 

今日は、この「中年の危機」について詳しく見ていくとともに、この「中年の危機」をどう乗り越えたらいいのかについて考えてみたいと思います。

 

「中年の危機」とは?

ユング「人生の正午」

「中年の危機」について考える前に、皆さんユングが提唱した「人生の正午」という考え方を聞いたことはありますか?

 

ユングは人の一生を太陽運行と照らし合わせて、4つのステージに分けています。

 

  1. 少年期(~20):
  2. 成人前期(~40):
  3. 中年期(~60):正午
  4. 老年期(~80):

 

ユングは一生を80年として計算しています。

ユングによれば、40歳あたりがちょうど正午にあたることになります。

 

上り続けていた太陽が、下降に転ずる。

 

人生も同じで、40を過ぎればあとは下っていくだけ。

 

最近では「人生100年時代」などと言われていますから、ひょっとしたら、「人生の正午」にあたるのは50歳あたりなのかもしれませんが。

 

いずれにせよ、40~50歳あたりが「人生の正午」であり、あとはゆるやかに「死」に向かって下降の一途をたどっていくことになるわけです。

 

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「中年の危機」について

この「中年の危機」という言葉については、ユングが明言したという説もあれば、アメリカの心理学者レビンソンが生み出したという説もあります。

 

いずれにしても、「人生の正午」という考え方から繋がっているのでしょう。

 

人の一生はそれぞれ異なりますから、ここでは一般論についてしか言及できませんが、一般的には30代までは「人生上り坂」のイメージが強いと思われます。

 

女性なら、結婚・子育て。

男性なら、仕事にも慣れてきて部下ができ、出世目指してガンガン働いている頃でしょう。

気力・体力ともに充実しています。

 

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しかし、40代・50代ともなると、

女性なら、子育てが一段落つく。けれど「人の世話ばかりで自分はこれまで何をしてきたのだろう?」「私の人生っていったい何だったんだろう」「私から家庭を引いたら、何もないのでは…」と不安に思い始める。

 

男性なら、会社での自分の立ち位置が見えてしまい、大きな希望はいだきにくくなり、将来に対する漠然とした不安が生じる。

 

そんな頃ではないでしょうか。

 

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「もう1年経ったの…?」と焦る今日この頃。

 

筆者の場合

筆者は現在50手前ですが、娘も成人し、まだ大学生ではありますが、そのうちこの家を出ていってしまうんだろうなーと、漠然とした寂しさを感じ始めています。

 

そして昨年、父を亡くしました。

 

親はいつまでもいてくれるものと、心のどこかで思っていただけに、とてつもないショックを受けました。

 

父は私の心の拠り所でもあったので、昨年の秋以降、精神的に不安定な日が続き、睡眠に支障がでるようになりました。

 

「死」というものを身近に感じてしまったことから、自分もいつかは死ぬんだなーと、はっきりと意識するようになりました。

 

まさしく、「人生の正午」を過ぎ、ゆるやかな下降線をたどっていることを認識している今日このごろです。。。

 

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「中年の危機」の乗り越え方

では、どのようにして「中年の危機」を乗り越えていったらよいのでしょうか。

 

今から述べるのは、あくまでも私の考え方です。

 

最終的に、わたしたちは必ず死にます。

 

死ぬときに人が後悔することを先回りして調べておき、それを潰していけば、「死」に向かってゆるやかに下降していく最中に感じる不安を消していけるのではないか。

 

そう思いました。

 

人が死ぬときに後悔する十のこと

私の大好きな本『夢をかなえるゾウ4』に、人が死ぬときに後悔する十のことが書かれています。

  1. 本当にやりたいことをやらなかったこと
  2. 健康を大切にしなかったこと
  3. 仕事ばかりしていたこと
  4. 会いたい人に会いに行かなかったこと
  5. 学ぶべきことを学ばなかったこと
  6. 人を許さなかったこと
  7. 人の意見に耳を貸さなかったこと
  8. 人に感謝の言葉を伝えられなかったこと
  9. 死の準備をしておかなかったこと
  10. 生きた証を残さなかったこと

 

これらのうち、自分の身にあてはまるものがあれば、それを今のうちから潰しておけば、死に際の後悔を減らすことができそうですね。

 

死ぬときの後悔を減らせていると思えれば、ゆるやかな下降線をたどっていくこの「人生の午後」に生じる不安も減らすことができる

 

そんなふうに思います。

 

筆者の場合

筆者は上の10個のうち、1番に最も反応してしまいました。

 

「本当にやりたいことをやらなかったこと」

 

私は大学卒業後、フランスに留学するつもりでいました。

けれど、母からの猛反対にあい、勝手に就職先を決められてしまったという過去があります。

 

フランスに留学したい。

フランスに住みたい。

 

その想いは、まだ私の中にくすぶっています。

 

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 皆さんはいかがですか?

 

本当にやりたいことをやってきましたか?

 

 

「中年の危機」を乗り越えよう

今回は、「中年の危機」の乗り越え方について、お話しました。

人生のだいたいの行く末が見えてしまった気がして、不安や絶望感に襲われることの少なくない40代~50代。

 

だれもが経験する危機だと思われます。

 

しかし、人生の終着駅である「死に際」で後悔しないように生きることによって、おのずと「中年の危機」を乗り越えることができるのではないでしょうか

 

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★本記事内に登場した『夢をかなえるゾウ4』です。

このシリーズはすべて好きなのですが、個人的にはこの「4」が一番胸に迫るものがありました。

 

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最後までお読みいただきまして、ありがとうございました。

また次回、ここでお会いしましょう。

 

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