『ドラゴン桜2』第6回~コンプレックスまみれの親の話~
みなさん、日曜劇場『ドラゴン桜2』を観ていますか?
私は毎週欠かさず観ています。
先日も、『ドラゴン桜2』について記事を書きました👇
今日は、『ドラゴン桜2』第6回に出てきた「子供に追い抜かれるのを恐れるコンプレックスまみれの親」について書いてみたいと思います。
娘が東大を目指すことに大反対し暴力をふるう父親
これまでのエピソードでも、心が痛む回はありましたが、今回が見ていて一番不快でした。
小杉さんという文系トップの女子が主役の回でした。
小杉さんは、非常に優秀で勉強熱心。集中力も抜群で、誰がどうみても東大を目指すべき人物です。
それなのに、なぜか「東大専科」に入るのを拒み続けます。
すべての視聴者が「なぜ?」と思っていた矢先、ひとりの人物の姿が浮かび上がります。
それは、彼女の父親です。
父親は「女のくせに大学なんて行かなくていい!」「なにが東大だ!女のくせに!」が口癖で、興奮してくると娘を殴り出す始末。
母親は、そんな夫にオロオロするだけ。
小杉さんは、父親にそんな目に遭わされながらも、好きな勉強を続けています。
私はこの父親を見ていて、まず「男尊女卑」という言葉が頭に浮かびました。
続いて感じたのは、「娘が自分よりも偉大な人物になるのが怖いんじゃないか」ということでした。
というのも、そういう親がいるという話を聞いたことがあるからです。
息子が自分より偉大な人物になるのがイヤな父親
Aくんは某大学の法学部に大変優秀な成績で合格し、学費は免除となりました。
その後、司法試験の勉強に励みます。
周りの子たちがこぞって司法試験予備校に通うなか、Aくんの両親は予備校代を工面してくれることはありませんでした。
Aくんの父親は割ときちんとした企業でかなり良い役職に就いていたのにもかかわらず、です。
Aくんは、最低限の仕送りと、週7のバイトで稼いだお金でなんとか生活していました。
Aくんは、周りのみんなが予備校に通う中、ひとり黙々と勉強を続けます。
同級生が就職した年、Aくんは依然として司法試験の勉強を続けていました。
Aくんは決して怠けていたわけではなく、朝から晩まで図書室で勉強を続けており、残念ながらあと一歩というところで合格を逃していたのでした。
そんなとき、彼の父親は息子に向かって次のように言ったそうです。
「まったく、働きもしないでブラブラしやがって!」
息子を労ることもなくそう罵倒した父親は、その後も最低限の仕送りしかせず、稼いだお金の大半はギャンブルに使い込んでいたそうです。
父親は、息子のためにお金を使うことを明らかに嫌がっていたと思います。
その話を聞いた時に私は思いました。
「その父親は、Aくんが自分よりも立派な人間になるのがイヤなんだな」
実際、Aくんには弟がいるのですが、父親は勉強が苦手な弟のことはとても可愛がっていたそうです。
心の狭い父親もいたもんだなと感じた私。
その後、Aくんは見事司法試験に合格し、立派な弁護士さんになりました。
Aくんの父親はいま、なにを思っていることでしょう。。。
子供には親を追い抜いてほしい
正直なところ、私には『ドラゴン桜2』の小杉さんの父親や、Aくんの父親の気持ちはまったく分かりません。
なぜ、子供に負けたくないのですか?
子供が自分を追い抜いてくれたら、自分の子育て、万々歳ではないですか?
母親だからそう思うのでしょうか。
よくわかりません。
私個人としては、娘が私を追い抜いてくれたらめちゃくちゃ嬉しいですし、そうなってほしいと思いながら子育てをしてきたつもりです。
実際、大学受験では見事に追い抜かれました(笑)
でも、それがとっても嬉しかったのです。
『ドラゴン桜2』の話に戻りますが、私が小杉さんの親なら、自分の楽しみはすべて我慢してでも、娘を東大に入れますね。
だって、それだけの能力と情熱が娘には備わっているのですから。
子供に追い抜かれるのが子育ての楽しみ。
私はそう思っています。
最後まで読んでくださり、ありがとうございました!
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