逃げられない場所での会話
先日、行きつけのマッサージ屋さんに行きました。
今日は、そのときに隣のベッドから聞こえてきた会話についてのお話です。
行きつけのマッサージ屋さん
そのお店は、カーテンで各ベッドが仕切られているのみなので、隣の会話が筒抜けです。
私はマッサージされるときに話しかけられるのがあまり好きではありません。
リラックスしに行ってるのに、気を遣うことになってしまって疲れるからです。
担当の方も心得ていて、最初の5分~10分くらいは近況などを話してきますが、それ以降は基本的に無言で施術をしてくださいます。
それが心地よくて、毎度その方にお願いしているというところもあります。
ところが先日、隣のベッドで施術をしていた担当者が60分間ひっきりなしに客に話しかけていました。
すぐ隣のベッドで、カーテンも上の方は網状になっているので、会話は筒抜けです。
こういうことはたまにあって、でもまぁ体の不調を訴えるたぐいの内容であれば、マッサージ屋という性質上うるさいとも思えないわけです。
ですが、先日隣になった施術者と客は、ずーっと話し続けていて、しかもそのテーマは「妊娠・出産」に関するものでした。
逃げられない場所での会話
これには参りました。
女性も施術者もおそらく30代前半。
妊娠期の症状、陣痛、立ち会い出産、産後の育児などなど…
女性は詳細に語っていました。
どうやら施術者の奥さんも出産して間もないようで、それでそんな話を客にふっていたようでした。
でも私はなんとなく耳を塞ぎたい気持ちになりました。
実は私は一度離婚していまして、娘は前夫とのあいだの子です。
いまの夫とは、子宝に恵まれませんでした。
不妊治療も少ししていた時期があります。
諦めたときはそれなりに悲しかったですし、悔しい思いもありました。
今の夫との間に子供ができなかったぶん、娘を大事にしてきました。
夫も娘をとても可愛がってくれています。
不妊治療がうまくいかなかったという「悲しい記憶」は、今ではほぼ私の中から消え去りました。
もともと前向きな性格なので、自分の力でどうにもならないことを引きずるのは嫌なのです。
ところが、こういう逃げられない場所で「妊娠・出産」の話を延々と聞かされてしまったため、その「悲しい記憶」が少し掘り起こされてしまいました。
完全なる「もらい事故」です。
Twitterでの話なら高速スクロールすれば済みますし、ブログなら記事を開かなければいいだけの話です。
電車内であれば席を移動すればいいですし、人との会話であれば、言い訳をみつけてその場を去ればよいのです。
しかし、ベッドにはりつけられている状態では、逃げられません。
こういう逃げ場のない場所での会話には、気を遣うべきなのでは?と私は思いました。
なにも「妊娠・出産」の話だけではありません。
結婚したいのにできないと悩んでる人の隣から聞こえてくる「結婚式の話」。
就活がうまくいかなくて悩んでいる人の隣から聞こえてくる「内定をもらった話」。
夫とうまくいかなくて悩んでる人の隣から聞こえてくる「夫婦ラブラブな話」。
子供がグレて悩んでる人の隣から聞こえてくる「優秀で自慢の息子の話」。
挙げればきりがないですね。
今回のケースは、マッサージ師側の配慮が足りなかったと感じています。女性の方は尋ねられたから答えていたという印象です。
ですが、自分も気が付かないだけで、同じような思いを人様にしてしまっているかもしれません。
今回のことは良い気付きになった気がしています。
それでは、今日は短いですがこのへんで終わりにします。
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