渋谷の「若者ワクチン接種騒動」を見て思うこと。
渋谷区で行われた、予約不要の若者向け先着順ワクチン接種。
あのニュースを見て、「自分の身を守れるのは自分だけ」だと痛感した。
接種の対象は、都内在住or都内に通勤・通学する16歳から39歳の若者層。
午前11時50分頃に受付を開始する予定であり、運営側の都は、早朝からの待機は控えるよう求めていたとのこと。
しかし、蓋を開けてみれば、先頭の人は午前1時から並んでおり、午前7時半の時点では300人が並んでいたという。
この先頭にいた男性は30代で、接種の予約を取っているが9月末になるとのことで、そちらをキャンセルしてこの予約なし接種に切り替えたと話していた。
「一刻も早く打ちたくて」
そう話す男性の気持ちは痛いほどわかる。
接種予定枠は200人分であるところ、早朝にもかかわらず300人が長蛇の列を作ってしまった。
しかたなく運営側は整理券を配布し、一時解散としたようだ。
問題はこの後。
「早朝からの待機は控えるように」という運営側からの通知にきちんと従い、受付時間少し前にやってきた人たちは軒並み接種できず、帰宅を促された。
帰された人のなかには、大声でクレームをつけている人もちらほらいた。
このニュースを見て思ったのは次の二つ。
ひとつは、運営側は「若者は接種を回避する傾向にあり、この盛況を予測できなかった」と言ってるが、そんなアホな?!ということ。
対象年齢が16歳から22歳くらいであればわかる。
しかし、20代半ばから39歳といったら、組織で働いている人や、家庭をもっている人など、人と接する時間が長い人が多い。
しかも、その年齢層はなかなか自治体のワクチン予約の順番が回ってこない層である。
ワクチンを一刻も早く打ちたいと思う人が大勢詰めかけることは容易に予想できる。
しかも。
この会場で使用されるワクチンは、ファイザーだ。
モデルナよりも副反応が出にくいといわれ、かつモデルナは異物混入騒動が起きたばかり(ちなみに私はモデルナ)。
接種を希望する若者が大挙して押しかけることは、誰にでも予測可能だったのではないか。
そして二つ目。
運営側からの通知にきちんと従い、予定受付時間ちょっと前に会場に来た人たちについて。
中には、わざわざ近隣のホテルに宿泊し、時間通りに会場にやってきた親子もいた。
きちんとした常識人。偉いなと思う反面、「もうそういう段階じゃないのかもよ…」とも思った。
私には自分や自分の周囲の人を守るために午前1時から並んだ男性を責めることはできない(もちろん褒めもしないが)。
彼はそれだけ必死だったわけだ。
あえていうならば、時間通りに来た人はその必死さの点で彼に負けていた。
そんな気がするのだ。
世の中でいまなにが起きているのか。それに対する人々の反応はどのようなものか。
それをしっかりと把握し、良く考え、自分と自分の周りの人たちを守るために、ある程度要領よく行動する。
それが大事なのではないか。
ルールをきちんと守るのが日本人。
そう言われてきたけれど、それだけでは自分や家族を守れなくなってきているような…
まさしく、私たちは<災害>の中を生きているのだと感じた。
さて、この接種会場、今日からは抽選方式になるそうな。
朝いったん会場に出向き整理券を受け取る。
そして後でLINEに抽選結果が届くという方式だ。
予約なしが「売り」だったのに、結局抽選になるとは!
しかも、いちいち会場に行かなければならないなんて、余程近くに住んでる人じゃない限り負担が大きい。
1日あたり200人ぽっち(枠を増やすかもしれないらしいが)+抽選方式。。。
これはなかなか厳しい。。。
最後まで読んでくださり、ありがとうございました。
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