韓国語教室。ネイティブから習うか日本人から習うか問題。
ワタシは現在、韓国語を勉強しています。
昨年の夏には、韓国ソウルの延世大学語学堂に3週間だけですけど留学もしました。
現在の韓国語の実力は、TOPIK5級です(1級から始まり6級が最上級)。
これまで、このブログで韓国語をどのように勉強したかについてお話してきました。
市民講座でのグループレッスンと、マンツーマンレッスンを経験し、その後短期留学しました。
★過去記事は、こちらからお読みいただけます♪
短期留学から戻ったあとは、前に通っていた学校とは違うマンツーマンスクールで勉強を続けています。
今日は、韓国語を習うときにネイティブから習うべきか、日本人(ノンネイティブ)から習っても支障はないかなどについてお話したいと思います。
韓国語を日本人(ノンネイティブ)から習う場合
ワタシが通っている韓国語教室では
このようなテーマを設けたのには、理由があります。
実はワタシが現在通っているマンツーマンスクール、最近日本人の先生が担当になることが多いんです。
ワタシがその韓国語教室を選んだ理由は、無料体験レッスンであたった韓国人の先生の教え方がとても上手だったから。
しかし、実際に入学してみると、その先生にあたったことは5,6回しかありません(約40回中)。
その教室は担任制ではなく、その日の担当はランダムに決定されます。
それにしても5,6回は少ない。
生徒を集めるために、一番教え方が上手な先生を無料体験にあてているのではないか?
そんな風にちょっと疑ってかかったりもしました。
こんな感じで、少し不満を感じつつも通い続けていたのですが、ここ数回、日本人の先生があたるようになりました。
その方は当初受付にいらしたので、ワタシはてっきり電話やメールでの問い合わせ担当の方だと思っていたのですが、実は先生だったのです。
韓国語をマスターしている日本人から習うということ
その日本人の先生は、在日韓国人の方というわけではなく、自分で勉強して韓国語をマスターした方です。
感じもよく一生懸命なのが伝わってきます。
ただ、ネイティブの先生から学ぶことを期待して入学したワタシにとっては、正直なところ「聞いてないよ~^^;」っていう感じでした。
その教室では
(1)アイスブレイク(授業始めにライトな話題を振り、緊張をほぐす手法)
(2)宿題のチェック
(3)文法の説明
(4)口頭練習
という順で授業が進みます。
以下に、日本人の先生との授業で良かったと思う点と、良くなかった点を挙げます。
<良い点>
- 文法の説明がわかりやすい。
日本語で細かく説明してもらえるので、不明点を楽に解消できる。 - 複雑な質問を日本語ですることができる。
ネイティブの先生に韓国語で複雑な質問をするのは困難ですが、日本人の先生になら日本語でOKなので、余裕でできます。
<良くない点>
- テンションが上がらない。
これはもう個人の問題ですが。「外国の人と話したい」という欲が満たされない感は否めないですね。 - 発音がやはり日本人的。
上手なんですよ!でもやはり日本人的な発音のシャワーを浴びることになってしまいますね。 - 「こういう言い方は自然ですか?」という質問ができない。
この最後の点について考えてみます。
もちろん、文法的に間違っているかどうか、という点では答えてもらえます。
しかし、自然な言い回しかどうかの判断をするのが難しいようです。
前回、うっかり「こういうふうには言えますか?」と質問してしまい、言ったあとで「しまった!」となりました。
先生は教科書をひっくり返して、答えを見つけようとされていましたが、、、(先生、ごめんなさい)
ネイティブの先生なら、こういう質問にも即答ですよね。
自然な言い回しかどうかの判断。
これはワタシにも痛いほどよくわかります。
ワタシは大学である外国語(韓国語以外)を教えているのですが、自分で努力してできるようになった人間なので、「自然な表現かどうか」を聞かれるのが一番コワイのです。
正直、そこのところはネイティブに訊いてもらうしかありません。
(ただ、ワタシの場合は「日本人の先生であること」が前提とされたポジションで教えているので、この韓国語教室とは切り離して考えるべきだと思っています)
続いて、韓国人の先生から習う場合について考えてみます。
韓国人の先生から習う場合
<良い点>
- ネイティブの発音のシャワーを浴びることができる。
- おかしな発音をしたら、すぐに直してもらえる。
- テンションが上がる。
- 自然な言い方を即答してもらえる。
<良くない点>
その先生の日本語力によっては、文法の説明がわかりにくいかも?
こうして考えてみると、良い点が圧倒的に多いですね。
<良くない点>として挙げた点についてですが、これは生徒の韓国語のレベルに大きく関係してくるといえるでしょう。
つまり、生徒が韓国語初心者である場合、先生は日本語で文法の説明をしなければならないため、先生の日本語レベルが低いと生徒には不満が残るということです。
反対に、生徒の韓国語レベルが初級以上であれば、先生が韓国語で説明をしても理解できるのではないかと思われます。
現に、昨年ソウルに短期留学したときには、文法の説明はすべて韓国語で行われましたが、何の問題もありませんでした。
娘は延世大学語学堂で2級でしたが(1級が入門で8級が最上級)、韓国語での説明にはなんら問題がなかったと言っていました。
要するに、生徒が韓国語初心者でもない限り、ネイティブの先生の日本語レベルがめちゃくちゃ高くなくても問題はない、という結論に達します。
おわりに
韓国語を習うときにネイティブから習うべきか、日本人(ノンネイティブ)から習っても支障はないかについてのワタシの考えをお話してきました。
結論としては、韓国語初心者の方は日本人の先生から習った方がてっとり早く効率的に学習が進むのではないかと思います。
しかし、大学などの高等教育機関ではなく、街の語学学校で学ぶ場合、通う目的はあくまでも「韓国語を話せるようになること」だと思うんですよね。
すると、発音の面や「自然な言い回しかどうか」を直感で判断できるネイティブから習う方がメリットは大きい気がします。
それになにより大事なことは:
「テンションが上がるかどうか」
だと思うんですよね。
個人的には、ネイティブのレッスンを受けているときの方が、テンションが上がります。これには個人差があるとは思いますが。
というわけで、ワタシは今の教室から他の教室にチェンジしようかと考え始めています。
どこか良い教室ないですかね?笑
最後までお読みいただきまして、ありがとうございました。