京都歩きと開運メモ

~50歳からの毎日を楽しむ~

「共感」の時代~「すごい」よりも共感がほしい?~

 今日は、大学生の娘とその友人たちとのやり取りをもとに(特に最近の)コミュニケーションにおいて大事なこととは何かについて考えてみたいと思います。

 

「すごいね」は褒め言葉か?

皮肉に聞こえる「すごいね」

我が家の大学生の娘は、いわゆる「美容オタク」です。

いつも、自分をよりステキに見せるための努力をしています。

 

肌管理も徹底していて、ワタシが聞いたこともないメーカーの化粧品をたくさん持っています。

 

オシャレに対する興味もハンパではなく、服は着心地重視派であるワタシは、いつも「ダサっ!」とダメだしをくらっています^^;

「人は見た目で判断される」と信じている娘は、隙のないメイク&ファッションで、常に戦闘態勢です笑

おそらくファッションやメイクに興味のないワタシを反面教師にしたのでしょう。

いつも雑誌に出てくる人みたいにキマっているのですが、親としては、これはこれで個性なので良いのではないかと思っています。

 

 

前置きが長くなりました。

そんな「美容オタク」の娘ですが、友人の中には娘のようなタイプのオタクはいないようです。

 

ある日、娘は肌管理のために美容外科で肌に鍼をさしてもらう施術を受けました。

顔中に鍼を深くさされたため、肌が真っ赤になった状態で帰ってきました。

 

翌日、娘は友人との約束をどうしてもキャンセルできないからと、出かけました。

娘が真っ赤な顔をしている理由を話すと、その友人は

 

「すごいね」

 

とひとこと言ったそうです。

 

文字で見るとそうも感じませんが、娘は純粋な褒め言葉の裏に「よくやるね」という皮肉を感じたと言います。

その友人の言い方がそう聞こえさせるようなものだったのかもしれませんが。

 

とにもかくにも、娘には「すごいね」という言葉が純粋なる褒め言葉ではなく、「よーやるわ」に聞こえてしまったということなのです。

 

共感を示すひと言

そのあくる日、違う友人と会った娘。

その友人は娘に

 

「へぇ、私もやってみたいな」

 

と言ってくれたそうなんです。

娘はすごく嬉しかったと言っていました。

 

「すごいね」という言葉は、一般的には褒め言葉ですよね。

でも、相手を立てている分、距離を取った表現なのかもしれない

 

そうやって距離を取られるよりも

「私も○○してみたい」と共感してくれる方が何百倍も嬉しかったそうなんです。

 

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共感してもらえると嬉しいのが、人間

 

あー、共感って大事なんだよなぁって思いました。

 

比較してみた

娘の経験談を聞いて、自分だったらどうかな?と考えてみました。

例えばワタシはTOEICで945点を取ったことがあるのですが、それを友人に話したとしますね。

 

「すごいね」

 

「へぇ、私も受けてみようかな」

 

はい、絶対的に前者がいいです!

 

私も受けてみようかななんて言われたら、受けたからって必ず取れる点数じゃないわい!とかココロの中で思ってしまいそうです笑

 

では次の場合はどうでしょう。

ワタシがブログを書いていることを友人に話したとします。

 

「すごいね」

 

「へぇ、私もやってみようかな」

 

これは…後者の方が嬉しいかもしれません!

 

自分が取り組んでいることに興味を示してくれたっていうことが嬉しい。

「すごいね」だと何がすごいのかがよくわからないですし、皮肉に思うことはないでしょうが、距離を取られている気はするかもしれません。

 

「すごい」よりも「共感」を

先ほどのTOEICの例のように、自分が長い時間努力を積み重ねたことについては、「すごいね」と言ってもらいたい。

 

けれど、そうではない場合、「私も○○してみたい」と共感してもらえた方が嬉しいかもしれない。

 

ワタシはこんなにも長く生きてきたのに、「すごいね」と言われるよりも、共感を示してもらえた方が嬉しい場合もあるんだということに気付いていませんでした。

 

娘はガッツリSNS世代です。

SNSで「共感」に対するアンテナが鍛えられているのかもしれません。

というのも、SNSで繋がっていくのって「共感」がベースにあるからです。

「この垢の人が言ってること、すっごくわかる!」

そんな気持ちから、どんどんフォローの輪が広がっていきますよね。

 

今の若者にとって大事なことって、「共感」なのかもしれない。

 

いや、ひょっとしたら若者に限った話ではないのかもしれないですね。

 

ワタシも「共感力」を鍛えるべきなのかもしれない。

 

そんなことを考えさせられた娘のちょっとした経験談でした。

 

最後までお読みいただきまして、ありがとうございました。

 

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