EXO ベッキョンという光~思い続ければ叶うことを知った日
今回は、移り気なワタシが、長年にわたって唯一、好きでいつづけているEXOのベッキョン(백현/Baekhyun)について書こうと思います。
実は最近K-POPへの関心が薄れてきてしまい、心から応援したいと思えるアイドルも(ベッキョン以外は)いなくなってしまいました。
みんな上手いしカッコいいけど、そこまでという感じ。
ワタシも年をとったということかもしれません。
どうやらワタシにとって、ベクは最初で最後の推しになりそうです。
この記事は長いです!(7800文字以上)
ですのでまずこの記事の結論をば。
"積年の願いが叶い、昨年末のEXOコンでベッキョンを最前列で拝むことができ、その輝く勇姿はワタシの中で永遠になった”という話です。
オバサンが乙女のように胸をときめかせ続けた結果、神様が「よしよし。(ちと早いが)冥土の土産に」とくださった贈り物だと思ってます笑
本題に入る前に…
ワタシはアイドルの私生活に興味がありません。
極端な話、ステージ以外のバラエティ番組などに出演している姿などにも、ほぼほぼ興味がありません。
アイドルは、ステージ上で輝いてなんぼ。
ボーカル担当なら、音源で泣かせてなんぼ。
オタとしてのワタシが望むこと、それは、
「推しがステージ上でキラキラと光を放つ姿が見たい!!」
ただそれだけなんです。
というわけで、この記事はいわゆるペンサ自慢とか認知自慢とかとは無縁のものです。
ベッキョンという韓国の大スターに出会えてよかった!!
ベッキョンばんざい!!
そういう記事です。
長いので、お暇なときにでも読んでいただけると嬉しいです。
- ベッキョン天真爛漫時代
- ベッキョン不遇時代
- ベッキョン復活期(2015年3月~)
- ベッキョン全盛期
- ワタシのくじ運の悪さ
- ベッキョンは心の中にそっと(2016年5月~)
- ベッキョンを諦められない!(2018年6月~)
- 久しぶりのソウルコン(2019年7月)
- 思い続ければ叶うことを知った日
- おわりに
ベッキョン天真爛漫時代
ベッキョンにハマったきっかけ
ベッキョンを初めて知ったのは、EXO-Kの『MAMA』のときでした。
娘がペンで、居間のテレビでずーっとEXOの曲を流していたんです。
最初はなんとも思っていませんでした。
突然ビビビ!(古w)と来たのは、『ウルロン』の頃。
「この子、歌声はいいけど顔が薄いね」
とか若干ディスりつつも、気付けばいつもベッキョンを目で追っていました。
塩顔で愛嬌があるのに、歌うとちょっと男っぽいところがツボでした。
そして、声が天才的にいいのでは??
とも感じていました。
EXOグリパ(2014年4月)
エリの皆さん、覚えてますか?
伝説のEXOグリパですよ(;_;)
隊長、ルハンにタオちゃん
みんないましたね(号泣)
ワタシは2日間参戦したのですが、両日とも見事なほどの天井席で
「ベッキョンへの道のりは険しい。。。」
そう悟りました笑
この時からですね。
「ベッキョンをいつか一番前の席で拝みたい」
「あのカワイイお顔をこの目に焼き付けたい」
「そしたら一生がんばれる!」
そう願い始めたのは。
ベッキョン不遇時代
ミュージカル『Singin' in the Rain』(2014年7月)
その後は、ベッキョンの初ミュージカル『Singin' in the Rain』を見るために、お一人様渡韓(しかも月2!)したり、どんどんハマっていきました。
★こちらの記事でも、ベッキョンのミュージカルに触れています♪
実は終演後に、ベッキョンを見ました。
会場を出た後、観客がみな同じ方向に行くので、ド素人のワタシも付いて行ったんですね。
そしたら、ベッキョンが楽屋から出てきました。
顔、信じられないくらい小さかった。
ちょうどこの時期は、某アイドルとの熱愛が発覚した時期で、
ベッキョンめちゃくちゃ叩かれていたんですよ。。。
ミュージカルのチケットもキャンセルが相次いで、
彼も相当苦しんだと思います。
あの顔の小ささは、「憔悴」によるものだったと思います。
もともと小顔ですけどね。
ワタシはかなりのヌナペン(というかオンマペン)なので、
ベッキョンの憔悴しきった姿を見て、胸が痛くなりました。
隠れてこっそり泣きました。。。
皆さん覚えていますか?
ベッキョンがスホさんとインガ(『人気歌謡』)の司会をしていたときに、
エンディングでペンがベッキョンに「배신자(裏切り者)」と叫んだ日のことを。。。
熱愛騒動によって、ベッキョンの人気は下降の一途をたどり
EXOグループ内人気No.1とまで言われていたのに、あっという間に圏外へ。。。
観客を入れて行う本国のイベントやコンサートなどで、
ベッキョンが観客に総無視されている映像を見て
心が痛みまくりました。
トップアイドルが熱愛騒動を起こした。
しかもカムバ直前。
しかもメンバーの脱退騒動の真っ最中。
最悪の条件が重なったんですよね。
この後ベッキョンは一体どうなってしまうんだろうと、ワタシは不安な気持ちでいっぱいでした。
ベッキョン復活期(2015年3月~)
しばらくベッキョンにとって辛い時期が続きました。
でも彼はひとつひとつの仕事に真摯に取り組んでいました。
いつかペンのみんなにまた認めてもらえるように。
さて、ワタシは2015年3月にEXOコン[EXO PLANET #2 The EXO' luXion]に参戦しようと韓国に飛びました。
そう、あの日です。
ベッキョンが男泣きしたあの日。
アンコールで『약석(約束)』(脱退や不祥事続きのEXOがファンに誓いを立てる曲)を歌っていたときに、ベクちゃんは感極まって大泣きしてしまったのです。
あの日はたしかに、本国ペンはもうベッキョンを許しているように見えました。
みんな温かい目で応援しているように思えました。
そんな空気がベッキョンに伝わったのだと思います。
約8ヶ月ほどの間、針のむしろ状態の中で必死に前を向いて頑張ってきました。
そしてやっと、ペンのみんなに認められる日が来たと感じたのでしょう。
大泣きするベッキョンを見て、ワタシも号泣。
よかったね。
がんばったね。
おかえりなさい。
そんな気持ちでいっぱいでした。
そして、ここからの彼の人気復活に向けての快進撃については、説明するまでもないでしょう。
ワタシにとってベッキョンが特別な存在であるのは、
彼のこのファイティングスピリットにあるといえるかもしれません。
自分の夢も、自分を応援してくれるペンのことも諦めない。
「ごめんね」も「ありがとう」も、すべて行動で示す。
ベッキョン完全復活までのこのストーリーが、ワタシは大好きです!
彼の熱愛のせいで傷ついた人がたくさんいることも分かっています。
けれど、彼も傷つきました。
自分の大切なペンも自分自身をも深く傷つけてしまった。
その責任を、彼はしっかりと取りました。
男らしくて、とっても立派だったと思います。
ベッキョンは、最近のインタヴューで「ペンのことが怖いと思っていた時期もある」と話しています。
きっとこの頃のことを言っているのでしょう。
しかし、
「今ではペンのことを友達のように思っている」と、最近の彼は語っています(^^)
ベッキョン全盛期
その後のベッキョンの活躍については、語る必要はないですね。
ワタシは逆境を乗り越えた彼にますます夢中になり、台湾公演(2015年6月)、SMT東京(2015年7月)、a-nation(2015年8月)と参戦しました。
台湾公演はスタンディングだったので、そこそこ近くで見ることができましたが、SMTとa-nationはお話にならない距離でした。
しかもワタシは関西住みなので、毎度毎度の遠征費もバカになりません。
a-nationのこの座席からは、EXOはまっっったく見えませんでした。
豆でも米でもなく、「塵(ちり)」レベル!
バックステージもトロッコもないわ、途中で雨は降ってくるわで、
ワタシ一体なにやってるんだろ。。。
って少し冷静になっちゃいましたね。
でも、大声で掛け声もしたし、一生懸命応援してきました。
それにしても、ベッキョンへの道は険しすぎます(汗)
韓国公演や台湾公演では確かに日本よりも近くでEXOを拝むことができます。
でも、体力が。。。
(特に韓国公演では)押し合いへし合いが酷く、いかに生きて帰るかが問題ってレベル。
ワタシは気分が悪くなって、係員のアジョシにお姫様抱っこをされて救出されたこともあります。
ワタシの夢はあくまでもシーティング最前席で、ベッキョンを心ゆくまで眺めることでした。
2015年末には、韓国の年末歌謡祭にまで参加しました。
このときのことは、絶対に忘れることができません。
EXOの出番だということがわかったペンたちが一斉にステージに向かって突進し始め、床に置いてあったワタシの荷物が踏み荒らされたんです。
「ちぇそんはむにだ~」と言いながら他人の荷物を平然と踏みつけていくペンの姿を見て、少し興ざめしました。
「ワタシの好きな人は、どうしてこんなに人気者なんだろ。。。人気がなかったら、もっと楽に応援できるのに」
こんな風に思い始めてもいました。
ワタシのくじ運の悪さ
この記事で、ワタシがどのコンサートやイベントに参加したのかを羅列しても、読んでくださる方には退屈だと思うので、簡単にまとめますね。
GP(Global Package)を使って何度かソウルコンに参戦しました。
最初のうちこそ、シーティング3列目のときもありましたが、
その後は6列目や8列目。
GPでは、座席はくじ引きで決まるのですが、ワタシはなぜかいつも後ろの方。
コンサート会場に入場し、前夜のくじ引きの時に見かけた人たちが2列目とか3列目にいるのを目にしたときの衝撃といったら!(T_T)
大人げないですが。
なんでこうなっちゃうんだろう・・・
って凹みましたね。
日本のEXOコンやSMTでも同じです。
天井席がお友達でした。
たまーにアリーナになることがあっても、推しが全然来ない場所だったり。
メインステージやセンターステージに近い人たちを天井席またはミラクル後方席から眺めては
「ああいう人たちは前世でどんな徳を積んだのだろうか。。。」
と悶々と考えていましたね。
そうはいっても、ベッキョン熱が冷めることはなく、(モニター越しに)推しに会えたことに毎回感動していました。
ただ、それと同時に、人気がありすぎるグループを応援することに多少疲れてきている自分も感じ始めていました。
ベッキョンは心の中にそっと(2016年5月~)
そんな頃でした。
EXO他メンの熱愛報道が出たのは。
そのメンバーは、娘の推しでした。
思春期真っ只中だった娘は、拒否反応を示しペン卒してしまいました。
そんな娘の隣で
「ベッキョンがね、、、」
なんて言えません(T_T)
娘は「ママはベクを好きでい続けていいんだよ?」と言ってはくれましたが。
ワタシは日本武道館でのEXOペンミにボッチ参戦し、ひっそりとEXOにお別れを告げてきました。
ベッキョンのことは好きでしたが、正直EXOを追うことに疲れを感じていました。
娘の推しのこともあり、
「これはしばらく休みなさいという天啓だ!」
と勝手に解釈したワタシは、当面の間EXOの現場に行くのはやめることにしました。
ベッキョンを諦められない!(2018年6月~)
2年ほどの間、EXOの現場には足を運んでいませんでした。
その間も、EXOが歌番組に出れば必ず録画して見ていましたし、
CDもたくさん聴いていました。
しかし、この曲を聴いたらもう我慢ができなくなってしまいました!!
ベッキョン本人も出演しているドラマ『麗<レイ>~花萌ゆる8人の皇子たち』のOST
『For You』です!
ベッキョンペンの方なら、おそらく分かっていただけるのではないでしょうか。
この曲のベクの表現力には凄まじいものがあります。
ワタシはこの曲を今でも毎日のように聴いています。
ベッキョンに会いたくてたまらなくなったワタシは、大阪城ホールで行われた
CBXコン(2018年6月)に参戦することを決めました。
当日、入場すると、
相変わらずの天井席(笑)
さて、コンサートの終盤、隣の女の子(ベクペン)が突然号泣し始めました。
ビックリしたワタシではありましたが、ふと
「これって、、、昔の自分なんじゃ、、、?」
と気が付きました。
初めてEXOに(超~遠くからだけど)会えたグリパ。
ベッキョンの顔を初めて肉眼で拝めたソウルコン。
ベッキョンのピアノ弾き語りに感動しまくった九州コン。
ベッキョンの男泣きにもらい泣きしたソウルコン。
ワタシはいつだってベクに感動をもらっていたし、
ベクの全力のパフォーマンスに心が震えまくっていた。
良席が取れない、近くで見れない。
魅力的なグループなんだから、そんなのはあたりまえ。
この子みたいに、ワタシもまた純粋な気持ちでベッキョンを追いかけてみたい!
そう思うようになったのです。
久しぶりのソウルコン(2019年7月)
EXOコン[EXO PLANET #5 EXplOration]に参戦するために、ワタシは渡韓しました。
本当に久しぶりの本国コン。
思えば、EXO PLANET の#1と#2はいろんな会場で参戦しましたが、#3と#4は行けていません。
40代も半ばを過ぎ、体力に自信がなくなってきたため、今回は二日間シーティングでの参加となりました。
コンサートが始まり、まずワタシの胸を鷲掴みにしたのは、本国コンならではの
「떼창」でした!
「떼창」というのは、コンサート会場でペンが一斉に同じメロディーを歌うことを意味します。
幕が上がる前に、EXOの曲が大音量で流れるのですが、それに合わせてペンが一斉に歌うんです。
ワタシが参戦した日の떼창は、「월광(月光)」でした。
ワタシの大好きな曲です。
会場中に響き渡る떼창を聴きながら、
「あぁ、本国コンに来たのだなぁ~」とジーンときてしまいました。
ワタシはEXOに会うと、というかベッキョンに会うと、なぜか涙腺が緩んでしまいます。
もともと感受性が強い方でもあるのですが、ベッキョンには見るものを感動の渦に巻き込む何かがあると思います。
明るいだけじゃない、可愛いだけじゃない。
芯の強さ、優しさ、男らしさ、頭の良さ、向上心の強さ。
儚さ、憂い。
そんなすべてを兼ね備えている稀有なスターだと思っています。
「久しぶりに会えてよかった!」
「やっぱりEXO以上のスターはいない!」
そんな幸せな気持ちで帰途に付きました。
思い続ければ叶うことを知った日
座席確認
2019年12月、宮城セキスイハイムスーパーアリーナでのEXOコンに参戦するため、仙台へ飛びました。
大阪公演はハズれてしまい、当選したのは宮城の二日間のみでした。
正直なところ、ワタシはこれまでの経験上、座席に関してはまったく期待していませんでした。
自分にはその分野の運が備わっていないと思いこんでいたのです。
遅いお昼を食べながら、座席をネットで確認したところ、アリーナはアリーナだけど、8列目。
「あ、埋もれるやつね?」
と娘と話していました。
すると携帯を見ていた娘が突然
「え?!ちょっと!え?!」
と明らかに動揺し始めたのです。
そしてワタシにネットで見つけた会場の座席見取り図を見せてきました。
センターステージ真ん前の、最前列でした。。。
しかも、この日はワタシの誕生日だったのです。
光り輝くベッキョン
メインステージからセンターステージに向けて、まっすぐ続く花道を、EXOが歩いてきます。
3曲目の「Gravity」のときです。
EXOが、ベッキョンが、こちらに向かってまっすぐ近付いてきます。
ワタシは娘の手をきつく握り、一瞬たりともまばたきをするものかと、必死でした。
心臓は高鳴り、このままでは倒れてしまうのではないかと思ったほどです(心臓があまり強くないため、念のために始まる前に「救心」を飲んでおきました笑)
あれほどまでに憧れていたベッキョンです。
彼がすぐそこに、手をちょっと伸ばせば届きそうな距離にいます。
ここは天国ですか?
そんな気持ちになりました。
近くで見たベッキョンは、想像していたよりも男っぽくセクシーな雰囲気をまとっていました。
かと思えば、
最前列でベッキョンと書いてあるうちわを持っていたワタシに気付くと、思春期の少年が見せるような、初々しい微笑みを返してくれました。
このギャップ!
すごい魅力的(T_T)
だから世界中に数え切れないほどのペンがいるんですよね。。。
このまま時間が止まってほしい!
と思うと同時に
このままだと心臓がもたない!
とまで感じていました。
ベッキョンは終始光を放ち続けていました。
ワタシは涙が止まりませんでした。
アンコールが終わるころには
「가지마~!(行かないで~!」
と叫んでいました。
おばさんの涙でぐしゃぐしゃの顔は、相当怖かったと思います笑
でももうおかまいなしでした。
がんばって生きてきてよかった!
ベッキョンのペンになってよかった!
ずっと好きでい続けてよかった!
そして、
これからもずっとベッキョンを応援したい。
お互いに何歳になっても、「みんなのベクちゃん」と「一人の"いるぼんえり"」でいたい。
そう強く思いました。
おわりに
ベッキョンのことならこのままいくらでも書けそうですが、
あまりにも長くなったので、このへんにしておこうと思います。
ベッキョンが自分のことを「歌手」だと話しているように
ワタシは「歌手ベッキョン」が大好きです。
毎日彼の歌を聴いては癒やされ、元気や幸せをもらっています。
彼に出会わなかったら、ワタシは一体誰の曲を聴いていたのでしょう?
ワタシは特にお金持ちなわけではないので、サイン会に行ったことはありません。
なので、個人的にお話したことはありません。
もし、この先なにかのチャンスがやってきて、ベッキョンとお話できる機会があったのならば、
異国の片隅に住んでいる、ちっぽけな存在のこんなワタシの毎日を幸せにしてくれているベッキョンに、感謝の気持ちを伝えたいです。
そして、願わくば、ワタシの生涯が終わるまで、ベッキョンには素敵な歌を届けてもらいたいと、自分勝手ではありますが、そんな気持ちでいることも伝えたいな。
ちなみにですが、
ワタシの葬式では、ベッキョンの歌を流してほしいとまで思う時があります笑
陰気な変な歌はいらない。
あの素晴らしい歌声で見送ってほしい。
コワイですか?
それだけ大好きってことです!笑
長くなりました。
駄文を最後までお読みくださった皆様に、心から感謝申し上げます。
これからも、ベッキョンとEXOの他メンバーの健康と活躍を心から祈っています。
(ベクちゃん入隊近いよね。ずっと待ってるよ!)
最後はもちろんこれで。
「EXO 사랑하자!」
最後までお読みいただきまして、ありがとうございました。
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