光浦靖子さんの人生観に惹かれて~「極め人」コンプレックスの私~
今回は、光浦靖子さんの人生観をご紹介しながら、筆者自身の生き方を振り返ってみたことを記事にしたいと思います。
光浦靖子さんの人生観
私は光浦靖子さんと同年代であること、そして彼女のどこか生真面目そうな印象から、以前より勝手に親近感を抱いていました。
数ヶ月前、光浦靖子さんと大久保佳代子さん、いとうあさこさんの3人が出演したトーク番組内での光浦さんの発言内容が注目を浴びたことがありました。
光浦靖子さんの人生観をざっくりまとめると次のような感じです。
- 自分は他人の物差し(評価)で、自分の価値を決める生き方をしてきた。みんなが当たり前にできること(彼女によると、結婚・出産など)が自分にはできない。できないことがバレたくないから「自分は人と同じは嫌い」な風を装ってきた。
- ひとつのことを追い、極めることが世間では素晴らしいとされている。しかし自分には無理そう。深さではなく、広く浅く、数で勝負するのはどうだろう?留学を始め、自分がやりたかったことすべてに手を出して、広く浅くすべて叶えよう。
- 仕事も友人も住む場所も「世界はここだけじゃない」ということを知りたい。
特に2つ目の点に、深く共感しました。
筆者自身について考えてみると…
1つ目については、自分は割と他人の目を気にしないところがあるのでこの点はクリア。「~風」を装っているのではなく、ほんとに「人と同じは嫌い」なタイプ。
3つ目については、自分は逆に家族といる「ココ」こそが自分の居場所だと感じているので、少し感じ方が異なります。
というわけで、私が光浦靖子さんに惹かれるのは、この2つ目の考え方が好きだからなようです。
自分はこれから「ひとつのことを極めた人」になれるだろうか?なれないとしたら?
以前わたしは次のような記事を書きました。
「ひとつのことを極めた人」に焦りを感じているという内容です。
今でもその気持ちは変わっていません。
自分と同年代である光浦靖子さんは、これからひとつのことを極めることは難しそうだと話しています。
自分はどうだろう?と考えてみました。
正直、まだあと20年くらいは頭が働きそうなので、やってやれないことはないかな~とも思うんです。
現に、50過ぎてから何かに取り組んで、その世界の第一人者になってるような方もいますよね(具体的には浮かびませんが)。
ただ問題は、そこまでして成し遂げたいひとつのことがないってことなんですよね。
もちろん、好きなこととか興味のあることはいくつかあります。
漠然と、これから挑戦してみたいな~ってこともあります。
でも、人生の後半戦をかけて成し遂げたいってものが、私にはまだないんです。
テレビを見ていると、「○○だけ食べ続けている男」、「○○にとりつかれた女」とかやってますけど、自分には無理そうです。
私は外国語の勉強が好きなのですが、これから○○語を完全マスターしてやる!っていう意気込みも正直ないです。
だって、帰国子女が世の中にはあふれてるし、語学だけ勉強しても。。。という感じです。語学ってほんとに何かをするためのツールなんですよね。言い古された表現ですが。
手先も不器用なのでものづくり系は無理です。
楽器は何をやってもある程度まではすぐに上達するのですが、どうしても飽きちゃう。これだっ!てならない。
やはり「極め人」にはなれそうもない。
でも、光浦靖子さんの考え方を見習えば、人生に光が差してきます。
「深さではなく、広く浅く、数で勝負」です!
「やりたいことすべてに手を出して、すべてを叶える」です!
深くなければいけないと誰か言ったっけ?
広く浅くはダメと誰か言ったっけ?
… 言ってませんね。
交友関係も、深すぎるより広く浅くがよかったりします。
生き方だって、広く浅くの方が楽しいかもしれません!
こう考えたら、自分の抱えていた「極め人」に対するコンプレックスも解消されるかもしれない。
先日、大学生の娘との間でこんな会話がありました。
私「○○さんはすごいよね。超一流大学を出て、大学教授にまでなって。きっと年収も△△越えてるよ。ママだって学生の頃はなかなか優秀だったのに。なんでこんなに差がついちゃったんだろう。。。」
娘「たしかにその人はすごいね。でも、いろんなことをして人生を楽しんでるのは断然ママの方だと思うよ」
確かに。
娘よ、ありがとう。
ないものねだりなママはもう卒業しよう。
すぐには無理かもしれないけれど。
光浦靖子さんの人生観を見習って、広く浅く、やりたいことすべてに手を出して、成果なんて気にせずに、楽しい人生を送りたいなって思いました。
最後までお読みいただきまして、ありがとうございました。
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