大切にされたいなら○○することはやめましょう【恋愛】
突然ですが、あなたはいま、自分の好きな人から大切にされていますか?
あるいは、これまで好きだった人から大切にされてきましたか?
私はこれまでの人生で、好きな人に大切にされなかったり、別れを告げられてしまう人には、ある傾向があることに気が付きました。
それは、「相手に尽くしすぎる」ということです。
この記事では、筆者が実際に経験したことや見聞きした事実を元に、「どうすれば好きな人に大切にされる人間になれるか」について考えていきたいと思います。
尽くす男と奪う女
出逢い
これは私の知人男性の話です。
20代のAくんは、外見はふつうですが、都内有数の高級住宅街に住むお金持ち。
ショッピングはすべて百貨店で済まし、セールなどには用はありません。
当然のごとく、高級時計に高級車を所有していました。
そんなAくんですが、性格はえらぶったところのない温和で気さくな子で、怒ったところを見たことがありませんでした。
Aくんは、大学に入ってしばらくの間は彼女はいませんでした。
しかしある時、B子という同じ学部の同じ授業を取っていた女子に見そめられます。
B子はどんなタイプかというと、ルックスはお世辞にもキレイとはいえない、ごくごく地味な子。
AくんはB子にまったく興味を示しませんでしたが、B子は絶対に諦めようとはしませんでした。
しつこくアタックしてくるB子にほだれたAくんは、B子と付き合うことになります。
そうです。Aくんは「来るものを拒めない男」だったのです!
男のすべてを奪う女
はれて付き合い始めたAくんとB子。
B子は日に日にキレイになっていきました。
「恋をしているから?」
それだけではありません。
頭の先から爪の先まで、すなわちアクセサリーから洋服、靴、バッグまで、百貨店レベルの品をすべてAくんに買ってもらっていたのでした。
2人が通っていたキャンパスは郊外にあり、Aくんは高級車で毎日通学していました。
B子と付き合い始めたAくんは、2時間も遠回りをして、毎朝A子を迎えに行き、毎夜家まで送り届けていました。
こうしてB子はAくんの財布・体力・時間のすべてを奪い尽くしていきました。
当然、B子はどんどん垢抜けてキレイになり、通学に体力を使っていないので勉強に集中できます。
一方、Aくんは毎日の送り迎えで寝不足になり、勉強もはかどりません。
そうこうしているうちに、B子は在学中に難関資格の合格を果たします。
ご想像のとおり、Aくんは同じ試験を受けるも玉砕。
しばらくして、B子はその資格合格を通じて出逢った年上男性(超高級とり)と浮気していることが判明します。
Aくんは捨てられました。
ボロボロになったAくんは、しばらくB子のことが忘れられず苦しみます。
再び奪いに来た女
2人が別れて数年後、Aくんの前にふたたびB子が現れます。
B子は、あのときに付き合っていた男性とは別れたと言います。
最初は警戒していたAくんですが、慣れっこく連絡をしてくるB子にほだされ、再び付き合うことになります。
。。。その後は上に述べたこととまったく同じことが繰り返されました。
B子はAくんから再びすべてを奪った末、他の男性の元へと去っていきました。
大切にされたいなら、与えすぎてはいけない
AくんはB子に、心だけでなく、財布・時間・体力・将来の夢のすべてを奪われてしまいました。
言い換えれば、AくんはB子に、それらすべてをささげたことになります。
Aくんにしてみれば、B子かわいさにしたことでしょう。
また、与えれば与えるほど、B子に愛されると思っていたはずです。
しかし、そうではありませんでした。
Aくんの姿を見ていた私は思いました。
人は、尽くしすぎると、相手から大切にされない。
与えすぎると、相手の気持ちは離れていく。
尽くす度にフラれる女
すぐに親密になれる女
別の知人の話をしますね。
友人C子は、「自分は異性と親密になるのが得意」とよく言っていました。
どういうことかというと、グループで飲み会に行ったとします。
すると、いつまでも数人でおしゃべりをし続けている人もいれば、いつのまにか異性と2ショになり、目立たない場所でしっぽりと飲んでる人もいます。
C子は後者の典型でした。
特別美人というわけではないけれど、どこかミステリアスな雰囲気をまとったC子は、男性によくモテました。
私が知っているだけでも、C子は3人の男性とお付き合いをしていましたが、最後はいつも男性側から別れを切り出されていました。
それだけモテるのに、なぜなのでしょう?
尽くしすぎる女
C子は、男性によく尽くす子でした。
彼氏のためにお弁当を作ったり、彼氏が一人暮らしであれば、食材を買って夕食を作りに行ったりしていました。
まさに、「母性本能の塊」といった感じの女性なのでした。
しかし、こういうタイプの女性には、男性は甘えすぎてしまうきらいがあります。
少しくらい悪いことをしても、最終的には許してくれるだろうと、たかをくくってしまうのです。
つまり、尽くしすぎる女性は、男性にとって「油断していい&甘く見ていい女」になってしまうのです。
C子は結局、私が知るだけでも2人の男性にフラれていました。
恋が終わるたびにふさぎこむC子を見て、私はやはり思いました。
人は、尽くしすぎると、相手から大切にされない。
与えすぎると、相手の気持ちは離れていく、と。。。
<与えた方の人>が、より相手を大切に想うということ
私たちは自分の好きな人に、つい物をあげたり、サービスをしたり、なにかと「与える」ことをしてしまいがちです。
AくんはB子に尽くしすぎましたし、C子は歴代の彼氏に尽くしすぎました。
その結果、より相手に執着したのは、B子ではなくAくんであり、尽くされっぱなしの男性たちではなく、C子のほうでした。
誰かに大切に想われたいのなら、その人に尽くすのはやめましょう。
尽くされた人が、あなたに執着することはないでしょう。
代わりに、すべてを尽くしきった<あなた>が相手に執着することになります。
なぜなら「あれだけのことをしてあげたのだから(元をとりたい)」という気持ちが人間にはあるからです。
人間を動かす最も強い心情のひとつが、「損をしたくない」ということであるのをご存知ですか?
人間はとにもかくにも、損をすることを恐れ、嫌う生き物なのですね。
時間・お金・体力・心…そのすべてを尽くしたのだから、そのぶんを<愛情>で取り返したい。
そう思うのが、人間なのです。
資格試験を例にとってもらえれば、わかりやすいですね。
高額の予備校代を払い、昼夜を問わず勉強に励んだ。
それでも受からない。
次の年もチャレンジしようと、同じ生活を続ける。
翌年も不合格。
こうなってくると、費やしたお金や時間を取り返そうと、人はかえってその資格取得に執着します。
私は10年以上、同じ資格の勉強を続けている人を何人も知っています。
このように、人は「自分がお金や時間をつぎこんだ対象に執着する生き物」なのです。
大切にされたいなら
自分の好きな人に大切にされたいのなら、相手に与えすぎるのはやめましょう。
そして、相手に時間やお金をたっぷり使ってもらいましょう!
「そんなの、ひどい!」と思いますか?
なにも相手から金銭を奪い取るわけではありません。
必要以上に自分からお金を出したり、相手のために食事の世話や掃除をするといった<かいがいしい妻(または、使える夫)>のような役割を担うのはやめましょうということです。
あなたのために、たくさんのお金と時間と心を使ってくれた相手は、あなたを大切に想い続けることでしょう。
ちなみに私はというと、夫と付き合っているとき、「尽くす」ということはまったくと言っていいほどしませんでした。
1回か2回、お弁当を作ったことはありますが、食事の用意など一度もしたことがありません。
病気のときに少し気にかけてあげるくらいで、ちょうどいいのです。
最後までお読みいただきまして、ありがとうございました。
また次回、ここでお会いしましょう。
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