オバサンが楽しんで何が悪いの?
このブログを読んでくださっている方々は、何歳くらいの方が多いのでしょうか。
筆者がアラフィフであることから、ある程度年齢のいった方が多いのかな。
なぜこんなことを書いたのかというと、今日のテーマは「オバサンの楽しみ」だからです。
オバサンが、若い子と同じような趣味をもったらいけないの?
オバサンが、若い子みたいに楽しんだらいけないの?
そんな疑問を提示しつつ、オバサン代表の私が答えていきたいと思っています。
お若い方が読んでも「面白い」「なるほど、自分が年取ったときの参考になる」と思っていただけるような内容にしたいと思っております。
お付き合いいただけたら、嬉しいです。
これから始めたい趣味ランキング
突然ですが、皆さん趣味はありますか?
いまは特にないという方、これから挑戦してみたいことはありますか?
先日『ヒルナンデス』という番組で、20代から40代に尋ねた「2021年これから始めたい趣味ランキング」が発表されていました。
発表されたランキングの1位から5位までを、以下にご紹介していきますね:
1位 ヨガ
2位 ハンドメイド
3位 筋トレ
4位 パン作り
5位 料理
皆さん、これを見てどう思われますか?
「うん、納得!」という感じでしょうか。
私がこのランキングを見た瞬間に思ったのは、
「みんな、ストイックだなぁ!」
ということでした。
なぜかというと、4位のパン作りと5位の料理は、主婦の仕事の延長という印象だからです。
私は料理があまり好きではありません。
しないで済むものなら、したくはありません。
ですので、このランキングを見て心底驚いたのでした。
ちなみに私は、この1位から5位のあいだに挑戦してみたいものは残念ながらありません。
相変わらず、私は世間一般の考えからはズレているようです。。
趣味の差別
国語辞典によると、趣味とは「仕事・職業としてでなく、個人が楽しみとしてしている事柄」だそうな。
義務ではなく、やりたいからやるのが趣味というわけですね。
私の現在の趣味は、このブログとstand.fm*、そしてK-POPです。
K-POPには、かれこれ8年ほどハマっています。
4年ほど前までは、K-POPアイドルを追って、足繁く韓国まで通っていました。
今思えば、「恋は盲目」状態でした(笑)
そんな私の姿を見た母からは、
「いい歳をしたオバサンがよくもまぁ…」
「アイドル側もビックリなんじゃない?客席見たら「わ、オバサンがいる!」って!(笑)」
などと散々な言われようでした。
職場で少しそんな話をしたら、ちょっと困ったような顔をされてしまったこともありました。
一般的な感覚からすると、いい歳をしたオバサンがアイドルを追いかけることは「恥ずかしいこと」なのだなと感じました。
その頃の私は、あまりにもアイドルに夢中になりすぎて、お金は湯水のように使うわ、家事は放ったらかしにするわで、なかなかに酷いありさまでした。
でも、と~っっっても楽しかったのです!!
友達作りがド下手な私にも「オタ友」なる存在ができ、彼女たちとソウルのカフェで笑い転げて過ごしたことは、私にとって忘れられない思い出です。
たぶん一生忘れないだろうなっていうほど、楽しい時間を過ごすことができたのでした。
さすがにもう韓国までアイドルを追いかける元気はなくなりました。
その前に、疫病の問題がありますしね。
でももし疫病が収束して、また自由に追いかけられる日が来たら…?
私はそのときどうするのでしょう。
自分でもわかりません。
とにもかくにも、私の大事な趣味であるK-POPは、世間一般から見ると「オバサンの趣味としては恥ずかしいもの」としてみなされている印象です。
韓流ドラマはオバサンの趣味として市民権を得ているのに、なんでK-POPはオバサンがハマると恥ずかしいと思われてしまうのでしょう?
不思議です。
オバサンが楽しんで何が悪い?
内館牧子『女の無作法』を読んで
さて、話が少し変わります。
最近、脚本家の内館牧子さんの著書『女の無作法』を読みました。
その中で内館氏は、他人の趣味をバカにすることは「無作法だ」と述べています。
そして、他人の趣味をバカにする人には3つの特徴があるとしています。以下に挙げますね:
- 低俗な人間を否定し、見解を述べる自分が誇らしい。
- 「高尚な趣味」と「低俗な趣味」をくっきりと分け、低俗な方をバカにする。
- 「年齢」を元に物事を決める。彼らが「年齢に合わない」と考える趣味は「恥ずかしい趣味」。
(参照:内館牧子『女の無作法』12, 13ページ)
2の例としては、高尚な趣味として「読書」が、低俗な趣味としては「ワイドショー」「アイドルの追っかけ」「食べ放題めぐり」などが挙げられています。
内館氏が挙げる3つの特徴に当てはまる人が、この世の中には五万といます。
そういう人たちにとって、私のような中年女性がアイドルの追っかけをすることは「低俗な趣味」であり、「年齢に合わないはずかしい趣味」なのです。
内館氏は、こういった人たちのことを「無作法だ」と一刀両断してくれていて、とてもスカッとしました!
オバサンももっと楽しんでいい!
私は元来、とても気にしいで、人と一緒にいると疲れるタイプです。
そんな私でも、K-POPアイドルを追いかけていたときには、同じ趣味仲間ができたり、周りが呆れるほどの行動力を発揮したりしていました。
そして、キャーキャー騒ぐことでストレスを発散することができていました。
こじんまりと真面目に生きているHSP女が、世界を広げ、 ストレスを発散し、そしてなによりも人生を楽しむことができていたのです!
自分のようなタイプの人間にとって、K-POPアイドルの追っかけは、最高の趣味なのだとほぼほぼ確信しています。
オバサンがK-POPアイドルに夢中になることは、世間一般からすると、恥ずかしい趣味なのかもしれません。
しかし、そんなふうに思う風潮を、内館牧子さんはバッサリと斬り捨ててくれました。
他人の趣味をバカにすることは、無作法。
ひとりひとり、違った人生を送っているのなら、
ひとりひとり、趣味も違っていい。
若い人たちが楽しんでいるのなら、
オバサンだってもちろん、楽しんでいい。
自分が夢中になれるものに出逢えたのなら、それを大事にして、人生を楽しみたいものです。
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