40代からの大学・大学院進学はアリ?
先日、40代から大学に進学した芸能人として、相川七瀬さんと水野真紀さんがテレビに出演していました。
相川七瀬さんが大学に通われていることは知っていましたが、水野真紀さんのことは知らなかったため、食い入るように番組を見てしまいました。
私自身、40ちょい手前で大学院に進学しているため、こういう話題には敏感に反応してしまうのです。
今日は、「40代からの大学・大学院進学はアリか?」について書いてみたいと思います。
相川七瀬さんの場合
相川七瀬さんといえば、『夢見る少女じゃいられない』で一斉を風靡したロックシンガーです。
私も好きで、若い頃はよくカラオケで歌っていました。
相川さんは46歳で、お子さんが3人いらっしゃいます。
現在は、國學院大学の神道文化学部の2年生。
相川さんといえば、一時期カラーセラピストもされていましたよね。
そこからいきなり大学生になられたということで、大変驚きました。
「40代で大学生になった理由」を聞かれて、相川さんは、
「20代、30代は自分のために生きてきた。40代になって、自分がどう社会に貢献できるのかを考えるようになった」と語っていました。
とても立派な考え方だなぁと感心しました。
私が進学したときには、そのような想いはまったくなかったからです(笑)
さらに相川さんは、
「自分が勉強をしている姿を見せることで、子どもたちも進んで勉強するようになった」とも言っていました。
これはとてもよくわかります。
子供は親のことを信じられないくらいよく見ています。
親が勉強している姿を見せれば、子供も言われなくてもやるようになります。
これは、私も実感しています。
タレントのスザンヌさんが、先日高校生になられたというニュースを耳にしました。
「おバカキャラ」で大人気だったスザンヌさんですが、ご自分が勉強をしてこなかったことが子育てをするうえでネックになっているとのことでした。
お子さんに勉強しなさいと言っても、自分がしてこなかったから、言葉に説得力がないのだと語っていました。
それは、確かにあるかもしれません。
母:「遊んでばっかりいないで、勉強しなさいっ!」
子:「…ママだって、勉強しなかったくせに!」
こう言われてしまったら、そこで終了です(涙)
スザンヌさんの気持ちは、なんとなくわかりますよね。
でも、彼女の今回の決断で、お子さんたちのお母さんを見る目はきっと変わることでしょう。
親が勉強している姿を子供に見せるのは、親が思っている以上に、子供に良い影響を与えると思います。
水野真紀さんの場合
水野真紀さんといえば、「お嫁さんにしたい候補No.1」の名をほしいままにした、清楚系お嬢様女優ですよね。
若い頃、とっても憧れました。
水野真紀さんは現在51歳。
48歳のときに大学に編入し、先日大学を卒業されたそうです。
「入学」ではなく「編入」なのは、水野さんは東洋英和女学院短期大学を卒業されているからです。
編入した大学は、某名門女子大と言われています。
「なぜ40代で大学に行こうと思ったのか」と聞かれた水野真紀さん。
「日本女性の平均寿命は88歳。44歳のときに、折返しだなと考えた。いや、折返しどころか、脳がどんどん衰えているのを感じた。やるなら今のうちだ」と考えたそうです。
そして水野さんは、幼稚園の教員免許も取得されたそうです。
編入したときには考えてもいなかったそうなのですが、同級生に誘われて頑張ってみようと思ったとか。
教育実習の間は睡眠時間は3時間だったそうです。
アラフィフでそれはキツすぎますね。。。
水野さんの頑張りももちろんですが、ご家族の理解と協力があってこそ、実現できたのだと思います。
40代からの大学・大学院進学
大学院に進学したきっかけ
ここまで、芸能人の方たちの40代からの進学について見てきました。
ここからは、私のケースについて書いていきたいと思います。
私は、40ちょっと前で大学院進学を決意しました。
きっかけとなったのは、38くらいのときに、夫との関係がギクシャクしたことでした。
37で持病の手術を受けた私は、徐々に体力を回復し、38のときにはすっかり元気になっていました。
それまでの辛かった生活とさよならし、何か楽しいことをしたかった。
私は夫と34のときに再婚しています。
再婚してまもなく私は鬱になり、持病にも苦しめられたため、夫と楽しい時間をあまり過ごせていませんでした。
なので、元気になった38際の頃、夫と楽しい想い出をたくさん作りたいと願ったのですが、当時夫は多忙を極めていました。
気持ちのすれ違いから、喧嘩も増えました。
夫は私に「自分の楽しみややりがい」を見つけてほしかったようでした。
夫に頼らずに、ひとりで楽しく生きろということでした。
私は行動だけは早いので、すぐに興味のあるフランス語の勉強をしようと思い立ちました。
幸い、大学時代から断続的に続けていたので、知識はそこそこ保てていました。
まずは目についたフランス語の講座を受け、そこで出逢った大学院生の女の子に「大学院に来てみませんか?」と誘われたのが、進学への第一歩となったのです。
やはり不安もあったため、いきなり大学院に入学するということはせず、まずは「聴講生」として大学と大学院の授業を受けさせてもらいました。
そして、担当してくださった教授から、
「ぜひ大学院に来なさい。あなたはなかなか向いている」
と言っていただけたことが自信となり、思い切って大学院に進むことができたのでした。
中年からの学問は楽しい
私の場合、何か高尚な理由があって進学したわけではありません。
あくまでも「夫に頼らずに、自分の楽しみを見つけるため」に選んだ道です。
結果としては、非常勤ではあるものの大学講師になれましたので、この選択は正解だったと思っています。
若い子たちに混ざって授業を受けるのは、最初のうちは少しだけ抵抗があります。
でも、何事も慣れです。そのうち何とも思わなくなります。
そして、中年になると「時間」や「お金」の大切さが身にしみていますから、「学費を払っている以上、そして家族に迷惑をかけている以上、しっかりやらねば」と、真剣に取り組むようになります。
そしてなにより、久々にする「勉強」というものが、とても新鮮で、刺激的です!
海外では、大学に進学するのに年齢などは関係ないといいます。
日本も本来ならば、そうあるべきなのです。
まぁ、日本はちょっとそういう面で遅れているのでアレですが。。。
個人の意思で、どんどん進学すればいいのだと思いますよ。
というわけで、40代からの大学・大学院進学は「大アリ!」だと私は思っています。
最後まで読んでくださり、ありがとうございました。
皆さん良い一日をお過ごしくださいね😊
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