京都歩きと開運メモ

~50歳からの毎日を楽しむ~

池江璃花子さんの言葉。「天才だから」で片付けたくない。

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先日、池江璃花子さん(20)のドキュメンタリー番組を見ました。

 

誰もが認める日本競泳界のエースだった池江璃花子さんは、突然の病に襲われ、10ヶ月間の入院生活を余儀なくされました。

 

退院後は、プールに入る時期を主治医の先生に相談しながら、徐々に復活への道を歩き始めます。

 

そして、やっとプールに入ることが許されてから1年と少しで、東京オリンピック(2種目で)代表に内定しました

 

「すごすぎる!やはり天才なんだ!」

と思った私でしたが、そのドキュメンタリー番組を見て、彼女のことを単純に「天才なんだ」と思った自分を恥ずかしいと思いました。

 

録画して見たわけではないので、一言一句、合っているわけではありませんが、彼女が語っていた内容をここで少しお伝えしたいと思います。

 

約500日ぶりのプール

2020年3月に、池江璃花子さんは約500日ぶりにプールに入ることを許されます。

 

私はこの頃にも彼女の闘病ドキュメンタリー番組を見ていたのですが、

「なぜ、よりによって彼女に神様はこのような試練を与えたのか…」

と考えていました。

 

やせ細った真っ白な体で、「飛び込むのが怖い」と体をすくませる彼女は、本当に痛々しかった。

 

「無理せずに、水泳以外の道を考えればいいのに…」

と、その頃の私は思っていました。

 

今思えば、なんて失礼な考えだったのだろうという感じですが、それくらい、彼女の体は「アスリート」からは一番遠い状態にあるように思えたのです。

 

「まだ若いのだし、大病を患ったのだから、のんびりと新しい道を模索したらいい」

私たち家族は、番組を見ながらこんなふうに話していました。

 

池江璃花子さんご自身も、病気が発覚したときの心情にについて、次のように語っていました。

ー「もう頑張らなくていいんだ」と思いました。

 

この言葉を聞いて、どれだけのプレッシャーを抱えて、苦しい思いをしながらトレーニングに励んでいたのだろうと胸が痛みました。

 

 

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「今までの努力はなんだったんだろう?」

その後、彼女の近況を知る機会はしばらくありませんでした。

 

そして先日、突然「池江璃花子さんが東京オリンピックの代表に選ばれるかもしれない!」というニュースが飛び込んできました。

 

正直、「まさか!」と思いました。

 

昨年の今頃、プールの端で「気持ちが悪い」と横になっていた彼女がオリンピック代表?!

 

我が耳を疑いました。

 

 

そんな私たち一般市民の気持ちとは裏腹に、彼女は実際に五輪代表に選ばれました。

 

インタヴューに応える池江さんは、「アスリート」の雰囲気を見事に取り戻していました。

 

「いつの間にこんなに元気そうになって…」

正直、私は驚きました。

 

 

そして、先日のドキュメンタリー番組を見るに至ったのです。

 

池江璃花子さんは、闘病生活中の想いを次のように語っていました。

ー「今までの努力はなんだったんだろう?」と正直思いました。

 

そしてさらに衝撃的だったのは、

ー「(闘病が)つらすぎて、死にたいとまで思いました」

と語っていたことでした。。。

 

… 私たち一般人でも、彼女の気持ちは想像できます。

 

競泳界のエースとして、想像を絶するようなトレーニングを積んできたことでしょう。

 

それなのに、病のせいで、これまで築き上げてきた「トップアスリートの体」を失ってしまったのです。

 

「今までの努力はなんだったんだ」と、虚しく思い、絶望するのは当たり前だと思います。

 

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「また一から積み重ねていけばいい」

そんな気持ちをいだきながらも、大好きなプールに入り、2020年10月のインカレ出場を目指して地道にトレーニングを積み重ねていった池江さん。

 

あれだけの超一流選手がインカレ出場を目標にするということ自体、信じられないようなことです。

 

マイナス思考にとらわれてしまっても、仕方がないように思います。

 

それでも、池江さんは「また一から積み重ねていけばいい」と思ったといいます。

 

遠くの目標を見るのではなく、いまの自分にとって頑張れば手が届く小さな目標を設定し、それに向かって努力する。その積み重ねだ

 

このように語っていました。

 

私は心の底から彼女のことを尊敬しています。

 

ふつうだったら、自暴自棄になってすべてを放り出してしまっても仕方のない事態だと思います。

 

それなのに、自分が好きなこと・もっとも得意だったことに真摯に向き合い、ひとつひとつ小さな目標をクリアしてきたのです。

 

これは、なかなかできることではありません。

 

「彼女は天才児。天才だから、そんな努力ができる」

そう片付けてしまうのは、あまりにも失礼な気がしました。

 

私たちはみな、彼女の生きる姿勢から見習うべきことがたくさんあると思います。

 

 

池江璃花子さんの五輪でのご活躍を心からお祈りしています。

(五輪、やりますよね?)

 

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最後まで読んでくださり、ありがとうございました。

 

皆さん良い一日をお過ごしくださいね😊

 

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