京都歩きと開運メモ

~50歳からの毎日を楽しむ~

<夢>が叶っても、本当に嬉しいのはほんの一時?

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昨年3月に芸人を引退した、ブルゾンちえみさん。

 

彼女に関する記事を偶然目にしました。

 

少し引用します:

 

ブレーク後、「イェ~イ!って気持ちは最初の1カ月くらい。その後はどうしよう…と不安のほうが大きくて。期待してくれるのはうれしかったけど、応えるのに必死だった」と振り返った。「みなさんが“凄い”と言ってくれるようなこと、自分は何もしてないんだよな…っていうモヤモヤが処理しきれなくて。称賛されたりお金をもらえること=幸せ、じゃないと気付いた」

藤原しおり、ブルゾンちえみを辞めたのは「お金や称賛=幸せ、じゃないと気付いたから」

 

長年の夢が叶ったとしても、めちゃくちゃ嬉しくて踊りだしたくなるのはほんの一時。

 

そういう気持ちって、残念ながら長くは続かないんだよなってことを思い出しました。

 

<夢>が叶っても、本当に嬉しいのはほんの一時。

社労士試験

世の中には、夢をもって一日一日、努力を積み上げている人がたくさんいます。

 

私もどちらかといえば、なにかしらの夢を掲げてそれに向かって努力をするタイプです。

 

これは性格の問題なので、きっと一生ライフスタイルは変わらないのだろうなぁと思います。

 

これまで、様々な資格試験や仕事にチャレンジしてきました。

 

うまくいかなかったこともたくさんありましたが、それと同じくらい、結果を出せたこともあります。

 

例えば、社労士試験。

 

私は生まれつき股関節が悪く、30代半ばでほぼ歩けなくなりました。

 

mabelle.life

 

そんな状態で何ができるかを考えた末、取り組んだのがこの試験でした。

 

私が手術を受けた病院は北海道にあるため、飛行機で通院していました。

 

手術直前には「貯血」といって、自分の体から大量の血を抜き、手術日の輸血に備えるという空恐ろしい準備作業もありました。

 

「貯血」当日、私は再び飛行機に乗り、大量の血を抜かれる前後もずっと社労士の勉強をしていました。

 

なぜなら、手術直前に本試験があったからです。

 

その頃の私は、試験に合格することで、どうにかして自分に「価値」を見出したいと思っていたのでしょう。

 

貧血でフラフラしながらも、必死に勉強をしていました。

 

そして迎えた本試験。

 

その後の手術。

 

 

結果として、社労士試験に合格し、手術もうまくいきました。

 

合格を知ったときには嬉しくて嬉しくて、自分の受験番号をプリントアウトし、壁にデカデカと貼り付けたりしていました。

 

 

ですが、人間とは恐ろしいもので、合格から2週間もすると、嬉しいというよりも「これからどうしよう?」という不安に襲われるようになりました

 

まさしく、ブルゾンちえみさんと同じです。

 

正直、試験直前から試験を受けるまでと、合格発表時の<興奮状態>が最も幸せだった気がします。

 

結局、私は社労士資格を活かすことのないまま、社労士会を脱退してしまいました。

 

★社労士に関することは、こちらの過去記事で書いています👇

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研究論文

現在私は専門分野の研究活動を続けており、学会誌に投稿するための論文執筆を、ここ10年弱続けています。

 

書いている間はやりがいもあり、学会誌に投稿して採用・不採用の結果を受け取るまでは<興奮状態>にあります。

 

面白いもので、「採用」の通知をもらうと、その時は飛び上がるほど嬉しいですし、光栄なことだと心から感じるのですが、1週間ほどするとスーッとその気持はしぼんでしまうのです。

 

そして次の瞬間には、

「次はどんなテーマで書こう」と、先のことを考え不安になっている自分がいます。

 

 

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大学講師

さて、そんな研究活動を続けながら、私は大学で非常勤講師をしています。

 

何年か前、「来年から授業を担当してください」と言われた時には、やはりとても嬉しかったのを覚えています。

 

というのも、私が社会人になってから大学院に進学したのは、いずれ大学講師になりたいと思っていたからです。

 

講師になるという目標を掲げ、自分なりに努力してきました。

 

地道な努力が実り、翌年から授業を担当できると知ったときの喜びは、とてつもないものでした!

 

しかし、面白いもので、2週間ほどすると、やはりスーッと嬉しい気持ちは潮を引き、次にやってきたのは「私なんかでやっていけるのだろうか…」、「いつまで非常勤として仕事を振ってもらえるのだろうか…」という<不安>でした。

 

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感激が薄れない<幸せ>もある!

このように、自分が掲げた夢や目標に向かって努力を重ね、結果を出せたとしても、数週間後には漠然とした<不安>に襲われてきました。

 

ですので、冒頭に書いたブルゾンちえみさんの気持ちが、とてもよく分かるのです。

 

夢や目標って、それに向かって走っているときが実は一番充実していて、達成の瞬間がピークなんですよね。

 

その後はヒューンと、喜びは急速に下降し、不安がそれに取って代わります

 

 

 

 

ですが、気付いたのです。

 

夢や目標を達成した後も、<嬉しさ>や<感動>がすり減らないものもあるということに。

 

それはなにか?

 

 

社会的地位や資格などと関係しない、純粋な<夢>を達成した場合です。

 

 

 

私はEXOというK-POPアイドルの大ファンです。

 

これまで国内のみならず、ソウルや台湾までコンサートに参戦してきました。

 

私の純粋な夢は、<推しメン>を最前列でガッツリ拝むことでした。

 

 

 

積年の夢が叶い、2019年の私の誕生日に、なんと最前列のチケットが当たりました!

 

 

そのときの<感動>、<興奮>、<熱狂>、<涙>etc...

 

これらは、どれだけ時間が経っても、私の中からは消えません。

 

いまだに思い出してはニヤニヤしてしまいますし、彼らのことが愛おしくなります。

 

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どういうことなんでしょうね。

 

私にも分かりません。

 

ひょっとすると、叶った後になんの責任も伴わない<夢>は、叶った後もその感動は消えないのかもしれませんね。

 

不安が取って代わる心配がないからです。

 

 

私の今の<夢>は、疫病が収束した暁に、再びK-POPアイドルを韓国まで追いかけることです(本気で言っています笑)。

 

★EXOに関心のある方がいらしたら…👇

mabelle.life

 

人生も半ばを過ぎ、これからは<喜び>が数週間で消え去ってしまわないたぐいの<夢>をもっと追いかけていきたいなと思い始めています。

 

 

 

最後まで読んでくださり、ありがとうございました。

 

皆さん良い一日をお過ごしくださいね😊

 

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