馬を水辺に連れて行くことはできても、水を飲ませることはできない。
皆さん、このことわざをご存知ですか?
「馬を水辺に連れて行くことはできても、水を飲ませることはできない」
英語だと« You can take a horse to the water, but you can't make him drink. »というそうです。
意味はほんとにそのまま。
<馬に水を飲ませようと、水辺に連れて行ってあげることはできる。しかし、水を飲むか飲まないかは馬自身が決めることであり、周りが無理強いすることはできない>
ある人に機会を与えることはできるが、その機会をものにするかどうかは本人の気持ち次第、ということですね。
私は近頃、このことわざって真理だよなと痛感しています。
このブログでも何度か書いてきましたが、私は大学講師をしています。
自分が若い頃に夢中になって学んだある分野を、今は若い子たちに教えています。
皆さんのご想像どおり、学生のうち、本当に興味関心をもって取り組んでくれるのはほんの一握りです。
ほとんどの子は、単位取得のためにイヤイヤやっている。
でもいいんです、イヤイヤでもやる子は。
問題は、全くやる気のない子です。
このままでは単位取得はおろか、卒業すら危ういという状況でも、やらない。
手取り足取り、決して叱らず、試験前にはどこから出題されるかを事細かにご説明して差し上げる。
それでも、やらない。
はいはい、分かってますよ。あなたはこの分野に1ミリも興味がないのですよね?
理解はできます。だって私が若い頃にもあったから。そういう科目。
それでも最低限のことはやりましたよ。
それが学生の義務だと思ってましたから。
ハラスメント全盛期の昨今。
ちょっと行き過ぎたことを言ったら、すぐに問題になります。
教師は学生に対して慎重にならざるを得ません(更新制ではなく職が安定している先生たちは違うのでしょうが)。
やさしーく対処していますが、内心はメラメラきていたりします。笑
せっかくの学ぶ機会を無駄にしまくっているやる気のない若者たち。
大人になるとねー、「あのときもっと真剣に勉強しておけばよかった!」って思ったりするのよ!
でも、若者たちにそんなこと言っても「はぁ?おばさんウザ」でしょうね。
彼らを見ているとつくづく、「学生を椅子に座らせることはできても、学ばせることはできない」と感じるのでした。。。
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