いくら正しかろうが伝わったことがすべて。
どんな場面においても、相手への伝え方は大切です。
自分では適切に「伝えているつもり」でも、相手には違ったふうに「伝わっている」ことが多々あります。
我が家では、これが元でよく夫婦喧嘩になります笑
今日は、ユニクロの店員さんから言われたひと言を元に、「伝える」ということについて感じたことを書いてみたいと思います。
ユニクロでの出来事
オンラインストアの「店舗受け取りサービス」
私は頻繁にユニクロオンラインストアの「店舗受け取りサービス」を利用します。
家まで宅配してもらうと購入金額次第では送料がかかってしまうのですが、「店舗受け取りサービス」なら、購入金額の多少にかかわらず、送料がかからないからです。
たとえば、靴下ワンペアでも取っておいてもらえるので、「限定価格」の時に購入しておいて都合の良い時に店舗に取りにいけばよいのでとっても便利です(受取期限はありますが、とても長く設定されています)。
不愉快なひと言
これまで何十回も「店舗受け取りサービス」を利用していますが、いつもユニクロからメールで送られてくる「注文番号」をお店の人に提示して、購入品を受け取っていました。
初回のときに、店員さんから「注文番号を見せてください」と言われたからです。
毎回この方法なので、それが当たり前だと思っていました。
ところが、今日いつものお店で注文番号を提示したら、店員さん(40代くらいの女性)に「メールをスクロールして、ここを押してください」と、リンクを押すよう言われました。
不思議に思いながら言われたとおりにすると、ログイン場面が出てきました。
いつもなら注文番号の提示だけで済むのに、わざわざログインしなきゃいけないなんて面倒だなと思った瞬間、「ちょっとめんどくさいな…」という声が気付かず漏れていました(おばさんあるある?笑)
するとその店員さんは「では先程の注文番号でも構いませんよ」と言ってくれたので、再度提示して品物を受け取ることができました。
しかし…
気持ちよく帰ろうとしていたその瞬間、その店員さんは私に
「次からは事前にログインしてからお越しくださいね」
と言ったのです!!
なんだか叱られたような気がしました。
次からはもう、あのお店で購入するのはやめようかなとまで思ってしまいました。
公式の確認
帰り道、ユニクロの公式を確認したところ、次のように書いてありました。
下記URLから取得したバーコードのご提示または、注文番号を店舗スタッフへお伝えいただくことでも商品のお受け取りが可能です。
上にある「下記URLから取得したバーコードのご提示」というのが、その店員さんが私に最初に取らせようとした手順です。
でも、注文番号でもやっぱり問題ないんですよね。。。
その店員さんが番号を控えるのが面倒だったから言ったのだと感じました。
伝わったことがすべて
これまで何十回も注文番号で問題なく受け取ってきた私からすれば、今回の店員さんの言い方は本当によくなかったと思います。
店員にとって、注文番号からの引き渡しが面倒であるならば、言葉を選んで私に伝えるべきでした。
先日、ベストセラー本の編集者が書いた『バナナの魅力を100文字で伝えてください』という本を読んだのですが、その中に次のような章タイトルがありました。
人は、正しいかどうかではなく「伝わったこと」で判断する。
その店員さんが私に言ったことは、店員の手間を省くための正しい情報なのかもしれません。
ですが私に伝わったのは、「この人は客に注意をしている。客を叱っている」という印象でした。
客商売という点では、私の職業も同じ。
自分は相手のためを思って伝えているつもりでも、学生に「上からの物言いだった」とか「叱られた」と伝わってしまったら元も子もありません。
今回のユニクロでの一件は、私に大切なことを教えてくれたような気がしています。
上で言及しました『バナナの魅力を100文字で伝えてください』は、「どうやったら相手にちゃんと伝わるか」をテーマにした本です。
自分主体の「伝える」ではなく、相手主体の「伝わる」に重きをおいている本で、勉強になる点がたくさんありました。
最後までお読みいただきありがとうございました♪
★こちらの過去記事も「口に出すこと」をテーマにしています。よかったら♪
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